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ぴょんぴょんの「プーチンの伝えたいこと」 ~ウクライナ戦争が長引くのは、ボリス・ジョンソンのせい

「シャンティラ」よりの転載

転載はじめ
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ぴょんぴょんの「プーチンの伝えたいこと」 ~ウクライナ戦争が長引くのは、ボリス・ジョンソンのせい


 字幕付きの「タッカー・カールソンによるプーチン大統領インタビュー」を見ました。
 大事なポイントはほとんど、時事ブログで紹介された「タマホイさんのダイジェスト版」に網羅されています。プーチンは、ロシアとウクライナの歴史を長々と話した後、2018年の欧米が後押ししたマイダン革命は「開戦」だったと言います。つまり、2022年のウクライナ侵攻は「終戦」するのが目的なのです。
 またプーチンは、欧米のロシアに対する不誠実な態度についても述べています。ソ連崩壊後のロシアは、西側と仲良くなれると思っていましたが、ロシアを仲間外れにしたNATOの東方拡大、これまたロシアを入れないミサイル防衛システム計画で、西側に歓迎されていないことを思い知りました。それどころか、隣接するウクライナでNATOが軍事訓練を始め、ミサイル防衛システムを配備しようとしている。しかも、ロシア人をいじめ、ネオナチに汚染されたお隣さんを、放っておくわけにはいかないですよね。
(ぴょんぴょん)


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ぴょんぴょんの「プーチンの伝えたいこと」 ~ウクライナ戦争が長引くのは、ボリス・ジョンソンのせい


プーチンの語るロシア・ウクライナ歴史講座
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ふわ〜、「タッカー・カールソンのプーチン大統領インタビュー」を見終わった〜!長かった〜!!


2時間ちょっとあるね。もしかして、全部見たの?


ああ、時々止めたりしながら見たから、2時間以上かかったわ、疲れた〜。


で、なんか、発見があった?


ポイントは全て時事ブログに取り上げられていて、特に目新しいことはねえよ。それに、どうせこの対談は、トランプ応援団のタッカー・カールソン、プーチン、また、この対談をXから削除しないと約束したイーロン・マスクら、グレーハットがお膳立てしたもんだからな。(時事ブログ)


                                            

                                                 イーロン・マスク
                                             Author:Steve Jurvetson[CC BY]


(続きはこちらから)


グレーハットって、「ブラックハットが人類が目覚めるほどの十分な損害を与えることを許可することによって、人類を解放する」計画をもつ人たちだね。(時事ブログ)じゃ、全部見たのは、「骨折り損のくたびれもうけ」ってこと?


でもねえぞ。プーチンの長すぎるロシア・ウクライナ歴史講座は圧巻だった。


ロシアの歴史なんて、どこでも聞ける話じゃないし、ロシアで暮らすロシア人、いや大統領から聞けるなんて、すごいことだよ。


プーチンはまるで見てきたかのように歴史を語る。脳にチップでも入れてるんかって思うが、「ちょっとしたミス」もやらかしてるから、ご愛嬌だな。(時事ブログ)


優秀な替え玉だね。中の人は、もと歴史の教授だったりして。


問題は、ウクライナはどっから湧いてきたか。「プーチン大統領は『もともとウクライナ人という言葉は、国家のはずれ、辺境に住んでいる人、国境警備の仕事に従事している人という意味だった。特定の民族という意味ではなかった。(6分10秒)』と話し、ウクライナ東部は事実上、何百年もロシアの統治下にあった事を説明しています。」(時事ブログ)


そうだったんだ。


13世紀頃ポーランドは、ロシア辺境ウクライナあたりを「非常に厳しく、残酷とも言えるような扱い」をしていた。1654年、辺境ウクライナの権力者ボフダン・フメルニツキーは、ワルシャワに助けを求めたが拒否された。そしてお次はモスクワに「ウクライナをモスクワ皇帝の強力な支配下に置いてくれ」と手紙を送った。その手紙は今でも公文書館に保管されており、プーチンはそのコピーをタッカー・カールソンに手渡した。


そんなに大事な手紙なの?


ウクライナがロシアを頼っていた証拠だな。1654年ロシア議会は、旧ロシア領の一部ウクライナを、モスクワ王国に含めると決定したが、それによってロシアは13年間、ポーランドと戦争になった。


ウクライナを助けたばっかりに。


第一次世界大戦前、オーストリアとポーランドは、ウクライナをロシアから切り離そうと画策した。特にポーランドは、「ウクライナに住むロシア人はウクライナ人で、ロシア人じゃない」と宣伝し始めた。(11:59)


ロシアの力を削ぐためだね。


おかしくなったのは1922年、ソビエト連邦が樹立されて、それまで存在しなかった「ウクライナ・ソビエト共和国」が作られた。作った張本人のレーニンは、「ウクライナ・ソビエト共和国は、ソ連から脱退する権利がある」とまで主張した。プーチン「重要なのは、ソビエト国家の創始者レーニンがウクライナをそのように建国したということだ。(18:50)」


                                                      

                                                      ウラジーミル・レーニン
                                                 Wikimedia_Commons[Public Domain]


レーニン、なんのために?どんな魂胆があったんだろう?


それでも「ウクライナ・ソビエト共和国」は何十年もの間、ソビエト連邦の一部として発展した。第二次世界大戦後、ルーマニアとハンガリーの一部の土地が「ウクライナ・ソビエト共和国」に与えられ、そこは今でもウクライナの一部だ。プーチン「その意味で、ウクライナは(レーニンの後継者)スターリンの意のままに形作られた、人工的な国家だと断言する十分な根拠があるわけだ。(19:53)」


                                                     

                                                       ヨシフ・スターリン
                                             Wikimedia_Commons[Public Domain]


なるほど、ウクライナは人工的な国家なのか。



不可解なNATO


1991年、ソビエト連邦崩壊のとき、当時のロシア指導部は考えが甘かった。ウクライナは人口の90%以上がロシア語を話し、共通の文化、歴史、信仰があり、何世紀にもわたってロシアとして共存してきたから、ロシアに変わっても仲良くやれるだろう。さらに甘いのは、ロシアは西側諸国とも仲良くできるだろうと信じていたことだ。


だけど、それまでのイメージがコワすぎたね。


特に、不可解なのがNATO。冷戦のために存在したはずが、冷戦後も拡大していく。


解散しても、良かったよね。


そうだ。1990年2月9日、アメリカのベーカー国務長官は、ソ連のゴルバチョフ書記長に、「NATO軍の管轄は1インチも東に拡大しない」と発言している。(朝日新聞)なのにNATOはその後、東方にジャンジャン進出している。(長周新聞)


プーチンが「これは、いったいどういうことか?」と聞くと、 NATOは「それは文書に明記されていない、だから拡大する。」


アメリカ、だましの名人。


2000年、プーチンは大統領になった。ユーゴスラビア問題で、NATOのセルビア空爆に反対したロシアだったが、そこは飲み込んで、プーチンは欧米との関係を回復しようとした。そして、クレムリンでクリントン大統領と会談した時、プーチンは尋ねた。「ビル、もし、ロシアがNATOへの加盟を申し込んだら、それは実現すると思いますか?」
クリントンは「そう思うよ」と答えたが、後から、「私のチームと話したら、それは今は可能ではない」と言われた。


                                                              

                                                                    ビル・クリントン
                                                     Wikimedia_Commons[Public Domain]


へえ、ロシアがNATOに?


タッカー・カールソン「あなたは、マジでNATOに入ろうと思ったのですか?」
プーチン「私は、可能か不可能かを質問したんだ。そして返ってきた答えはノーだった。」
タッカー「でも、彼がイエスと言っていたら、あなたはNATOに参加していたのか?」
プーチン「もし彼がイエスと言っていたら、和解のプロセスは始まっていただろうし、最終的に、アメリカの誠実な願いとわかれば、そうなっていたかもしれない。しかし、そうはならなかった。ノーはノーだ。」
タッカー「しかし、なぜ西側諸国はあなたを拒絶したと思う?なぜ、敵意を持ったのか。なぜ、冷戦が終わっても関係が修復されなかったのか?」
プーチン「ただ、自分たちが歓迎されていないことに気づいただけだ。」


                   

                               Author:Presidential_Executive_Office_of_Russia [CC BY]


ロシアがNATOに加わっていたら、なんて考えたこともなかった。


つうか、ロシアは入れてやんねえぞって、挑発してるのがミエミエだろ? 2008年、ブカレストのサミットで、ウクライナとグルジアのNATO加盟の門戸が開かれたと宣言された。ドイツ、フランス、その他のヨーロッパは反対。だが、子ブッシュの圧力で、同意せざるを得なかったそうだ。


日本なんかしょっちゅうです、その圧力。



仲間はずれだったロシア


そして、いよいよプーチンは語る。「2008年にウクライナで何が起こったかをお話しよう。(33:34)」「私は繰り返し、アメリカは北カフカスの分離主義やテロリズムを支援すべきではないという問題を提起した。しかし、彼らはとにかく、それを続けている。政治的支援、情報支援、財政支援、さらには軍事的支援までもが、アメリカとその衛星国からコーカサスのテロリスト集団にもたらされたのだ。(34:15)」なのに、この問題をアメリカ大統領に提起すると、「ありえない、証拠があるのか?」と言われる。


しらばっくれるのが、当たり前。


そのことをCIAに尋ねると、CIAは「我々はロシアの野党と協力してきた。我々はこれが正しいと信じているし、これからもそうしていく。」
タッカー「反対勢力? CIAはあなたの政府を転覆させようとしていると?」
プーチン「もちろん、その場合は、コーカサスで我々と一緒に戦った分離主義者、テロリストのことだ。彼らはそれを野党と呼んでいる。(35:41)」


テロリストが野党だって?


そして、アメリカのミサイル防衛システムについても、ロシアは仲間はずれだった。プーチンはパパ・ブッシュに提案した。アメリカが「イランからのミサイルの脅威に対抗するため」のミサイル防衛システムを、アメリカ、ロシア、ヨーロッパの共同で制作しようと。


                                                        

                                                          ジョージ・H・W・ブッシュ
                                             Wikimedia_Commons[Public Domain]


へえ? ロシアも一緒にやりますって言ったんだ。


プーチン「このような世界的な戦略的安全保障上の課題を、一緒に解決できたらと想像してみてください。世界は変わるだろう。おそらく、経済的な、あるいは政治的な紛争も起こるだろう。しかし、私たちは、世界の状況を劇的に変えることができる。」


前向きだ、けど、おそらくムリだね。


パパ・ブッシュ「イエス、だが、本気か?」プーチン「もちろん」パパ・ブッシュ「考えてみよう」プーチン「どうぞ」。その後、ゲーツ国防長官、CIA前長官、ライス国防長官が言った。「我々は同意する。しかし、例外もある。」


だよね〜。弱体化させるのが目的のロシアを、仲間に入れるはずがない。


その時、プーチンは言った、「それなら我々は、対抗策を取らざるを得なくなる。ミサイル防衛システムを、確実に撃ち落とせるような攻撃システムを作る。」アメリカの答「あなたに対してやっているわけじゃないので、好きにしてください。」プーチン「わかった、よろしい」ということで、ロシアは大陸間航続距離を持つ、極超音速システムを開発し、今ではアメリカその他の国をリードしている。だが、それはロシアのせいじゃない、ロシアは別の道を提案したのに、はねのけられたんだとプーチンは言う。


わかる、わかるよ。ヤツらはロシアもねらってるんだから、防御するのは当然だよ。



プーチン「これがすべての始まりだ」


さて、話はウクライナに戻す。ウクライナでは2005年、ヤヌコヴィッチが選挙で勝利したが、反対派はその勝利を認めなかった。アメリカは反対派を支持し、親西派のユシチェンコが権力を握ったが、ロシアとの関係は良好だった。2010年、再びヤヌコヴィッチが当選して政権を握ると、EUとの貿易協定が問題になった。協定を結ぶと、ウクライナに国境を開いているロシアにも、EUの商品が流れ込んでくることになる。それは困る。ロシアはノーと言い、ヤヌコヴィッチはEUに「署名する前に考える時間が必要だ」と言った。そのとたん、反対派が動き出した。


                                                       

                                                                ヤヌコヴィッチ
                               Author:Administration of the President of Ukraine[CC BY]


ロシアの言い分は当然だよ。


プーチン「アメリカは我々に、ヤヌコヴィッチを落ち着かせろ、そうすれば我々は反対派を落ち着かせると言った。(45:38)」アメリカの要求通り、ヤヌコヴィッチは軍隊も警察も使わなかった。なのに、武装野党はクーデターを起こした。


これが、2014年のマイダン革命だね。


プーチンは言う、バックはもちろんCIA。以後、ウクライナ当局は、クーデターを受け入れない人々を迫害し始め、クリミアの脅威を創り出し、ドンバスで民間人に対する戦争を始めたので、ロシアは彼らを保護せざるをえなくなった。


「ロシアよ、出てこい!」と言わんばかりの挑発だね。


プーチンも言う。「これがすべての始まりだ」「アメリカの政治指導者が、ロシアそのものを破滅させかねないような、超えてはならない一線まで、ロシアを追い詰めたのだ。(48:04)」


何のために?


プーチンは言う、ロシアを削り続け、ロシアを解体し、ロシアに準国家組織を作り、分割して制圧し、将来中国との戦争のために備えるためだと。(1:32:41)


まさに図星だね!


プーチン「当然、2014年に戦争を始めたのは彼らです。我々の目標はこの戦争を止めることだ。2022年に戦争を始めたわけではない。これは、戦争を止めるための試みだ。(53:38)」


戦争を止めるための、ウクライナ侵攻。


                                    

                                Author:Immanuelle, Cdjp1, Bacon Noodles, & Physeters[CC BY-SA]



プーチンの目的はネオナチの根絶


だったら、ウクライナ侵攻で戦争を止められたのか?目的を達成したのか、とタッカーが聞くと、プーチン「いや、まだ目的は達成されていない。その一つが、ナチ化の解除だからだ。つまり、あらゆる種類のネオナチ運動の禁止だ。」


だよね、時事ブログでも言ってた。プーチンの目的はネオナチの根絶だと。


ウクライナの人々は、第二次世界大戦でヒトラーに協力して、ポーランド人とユダヤ人、そしてロシア人の残忍な大虐殺に加担した。それを指揮したのは国民的英雄にされている、ステパン・バンデラ(バンデラ・シュヘヴィチ)。プーチン「ナショナリズムやネオナチズムは、他の国にも存在すると言われている。しかし、我々はそれを根絶やしにする。他の国々はそれらと戦っている。しかし、ウクライナは違う。ナチズムの人々は国民的英雄にされ、記念碑も建てられ、国旗も掲げられている。ナチス・ドイツがそうだったように」。


                                                    

                                                          ステパン・バンデラ
                                              Wikimedia_Commons[Public Domain]


ナチズムの根絶については、ロシアだけにやらせてはいけないよ。全世界が協力しないと。


残念ながら、日本はナチズムを容認している。(時事ブログ)


恥ずかしいことだね。日本はウクライナと変わらない。すべて、アメリカ様の言いなりで。



和平協定をぶち壊したボリス・ジョンソン


ところで、ウクライナ侵攻後まもなくの2022年3月29日、イスタンブールで停戦交渉があったが、あれ、どうしてポシャったか知ってるか?


知らないよ。


プーチンによると、ゼレンスキーも文書に予備署名したし、プーチンも署名する用意があったと言う。


へえ? それがなんで、オジャンになったの?


理由は、当時のイギリスの首相、ボリス・ジョンソンが現場に駆けつけて、ゼレンスキーに耳打ちして、署名を思いとどまらせたんだと。「ロシアと戦ったほうがいい、ロシアとの戦争で失われたものは、すべて取り戻せるようにする。」このことは、ゼレンスキーも公言しているんだと。


ボリス・ジョンソン、なんてヤツだ!


対談中プーチンは何度も、その時のジョンソンを非難している。


だから、ジョンソンはブチ切れているのか。


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〈ゼレンスキーの、ロシアとの和平協定締結を阻止したボリス・ジョンソンが、タッカー・カールソンのプーチンとのインタビューに反応。「世界中の人々が、タッカー・カールソンが行ったウラジーミル・プーチンとのおかしなインタビューを見ている。そして何よりも、プーチンがウクライナで成功する運命にあるというような、このウソの組織にはまってはいけない。それどころか、彼は失敗する運命にある。デイリー・メール紙を読め。」(参考:DeepL翻訳)〉


プーチン「我々はイスタンブールで、ウクライナ代表団の代表がイニシャルを入れた巨大な文書を作成した。彼(ゼレンスキー)はその条項の一部に署名をしたが、全部ではなかった。彼は署名し、そして我々は署名する用意がある、そうすれば戦争はとっくに終わっていただろうと言った。18ヶ月も前にね。しかし、ジョンソン首相がやってきて、我々と話し合い、そのチャンスを逃してしまった。」


きっとジョンソンも、アメリカのパシリで行っただけだよ。


ついでに、こんなのも。


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〈ボリス・ジョンソンが和平協定をぶち壊した ― プーチン〉


ギャッ!


と言うことで、締めくくりに、プーチンにおさらいしてもらおう。
「NATOは拡大しないと約束された1991年から、ウクライナを中立国と宣言した、ウクライナ国家主権宣言によって、NATOへの扉が開かれた2008年まで遡ろう。NATOとアメリカ軍基地がウクライナの領土に出現し、ロシアに脅威を与え始めた事実に立ち返ろう。2014年にウクライナで起きたクーデターに戻ろう。」
「我々は、対話の準備はできている。」


                                

                                     Author:Presidential_Executive_Office_of_Russia[CC BY]



Writer
ぴょんぴょんDr.
白木 るい子(ぴょんぴょん先生)


1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
2014年11月末、クリニック閉院。
現在、豊後高田市で、田舎暮らしをエンジョイしている。
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)






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転載おわり